お疲れ様でした
監督業は本当に大変な職業だと思う。
チームを率いる責任者でもあり、クラブ・選手・スタッフの牽引役も果たさなくてはならない。
そして何よりサポーターからの一身の期待を背負わなければいけないという重圧との戦いでもあると勝手に思う。
勝利して上位にいけば喜ばれるが、決して表で目立つことはなく、負けて下位に沈むと戦犯扱いになる損な役回りを買って出ないといけない。
そんな中ここ5試合で4敗1分で成績不振との形で、J3優勝・J2昇格を掛けたシーズンの中、伊藤彰監督2年目途中で契約解除となってしまった。
怪我人が多くなり、金銭面的に選手を多く抱えきれない中、全ては監督が悪いわけではないが、責任を取らないといけないプロの厳しさを感じる終わり方となり、一抹の寂しさもありました。
功績もあるのでは
プロであるため順位が全てではあるが、必ずしも全てが悪かった訳ではないのでは。。
一昨年J3降格で前任の長期政権であった柳下監督から引き受け、あまりにも長く指揮したことで身についたスタイルからの脱却が至上命題であった。
その甲斐あって、スタイルが浸透した今年のシュート数は圧倒的に多くなったことが証明されている。
新しいスタジアムに初めて観に来た観客には、なおさらシュートを打つ期待値が上がるサッカーを展開してもらった方が楽しいはず。
ただ皮肉なことに直前の琉球戦が全てを物語った通り、多くのシュート数を打つも取った点数は1点のみと、ゴールに直結していなかったことが悔やまれるところ。
課題も浮き彫り
一方で今シーズンは14節まで戦った中、0点のクリーンシートに抑える試合は1つもなかった。
必ず失点をすることになり、反面打ち合いで入れられても入れ返さないと勝てないという構図が浸透してしまったように見える。
守備陣だけではないが、チーム全体を通しての守備が課題のままになったような気がする。
金沢に携わった方として
様々意見はありますが、契約解除の記事を見た時には「やっぱりそうか」という納得のところもあれば、「まだ何か出来なかったか」と擁護したい気持ちが混ざった。
これまでの戦術と違い、観ていてワクワクさせてくれるようなところもあったので、本当はこのメンバーでJ2に上がれることが良かったけど、やはり結果が全てのところなので仕方ないです。
伊藤彰監督はまだまだ若く、今後どこかJリーグのチームで指揮を執る可能性もまだあると思います。
金沢では難しかったですが、今後どこかで活躍されることを期待したいと思います。
1年と数か月になりますが、まずはありがとうございました。
後任辻田監督への期待
これまでツエーゲン金沢は、シーズン途中での監督交代はないチームでした。
このタイミングで交代で引き受けるには、相当な覚悟が求められたと思われます。
まして強化部長という役職だったとこで、責任を感じすることもあると思います。
まだこのタイミングです。上位に戻れることができます!
そして、辻田監督はユース監督時代には良いチームを作り上げていました。また金沢での在籍も長く、Jリーグ監督は初めてにしても、柳下監督時にはコーチも務めていましので、トップチームのやり方も熟知されているかと思います。
チーム状態はよくないかもしれませんが、ここから立て直し、巻き返しを計ることを期待します!!
選手たちも一層奮起して、今一度サポーターの期待に応えてもらいたいです!!!
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