ツエーゲン金沢vs栃木シティ 積極性はどこに 【J3・第16節】

kekka

辻田監督新体制に代わってホーム初戦。

結果は1-2の敗退。

いいところはあったのですが、J3リーグ2位の栃木シティは順位通りの良いチームでした。

シュートを打たないと

毎試合のことながら、試合序盤における金沢の展開はイイのです。

そんな中、生まれたのが先制点。

最初は大澤選手のゴールで、後ほどオウンゴールに変更されたけど、全然大澤選手のゴールでも良かったと思う。

積極的に攻めていった姿勢が前半早々にゴールになったと思う。


ところが、栃木Cに逆転されてから、ゴール前までイイ感じで迫るものの、だれがシュート打ってくれるのとペナルティエリア付近でボールを回すだけ。

最後に渡った選手が苦し紛れのシュートをするが、相手選手に詰められておりブロックされてゴールマウスまで届かず。

と、ゴール前にはワクワクではなく、ヤキモキする状態が多く感じた。

今シーズン当初の伊藤監督時代の時の負けていた時でも、ボール支配率・シュート数で勝っていた形は全く無くなった。

この試合では、DAZNのSTATsでは、

シュート数:金沢(12):栃木C(15)

枠内シュート数:金沢(8):栃木C(11)

ボール支配率:金沢(56%):栃木C(44%)

と支配率は勝っていたけど、シュート数は負けていた。

あのころの積極性はどこにいったのでしょうか。

どのように切り替えるか

伊藤監督交代前で言われていたメンタルの部分が、監督交代した今でも引きずっているように見える。

昨年、一昨年の勝てない時期からの脱出できないのが、一種の金沢名物になってしまったような。

他チームでも同じように連敗・勝てない時期があるけど、どのように克服しているのだろうか。

戦っている選手が一番大変だと思うけど、それを支えるスタッフ・スポンサー、そしてサポーターも心痛いところです。

今節は、金沢市民招待日とドローンショーもあって、5786人の観客が入っていました。

栃木Cサポーターも駆けつけていたので、実際の金沢サポーターはもう少し少ないとは思いますが、それでも大雨の中、多くの観客が入っていました。

今一度、せっかくの地方の金沢でゴースタという立派なサッカー専用スタジアムがあって、ちゃんと観客も入ってくれるのですから、まずはJリーグに根付くようワクワクさせてくれるような積極性を出してもらいたいです。

良いところ

この試合での個人的所感で、よいところを考えると、ボランチ2枚は良かったと思う。

ボランチは嶋田選手と初スタメンのルーキー村田選手。

西谷優希選手が出場停止明けで出れるのに関わらず、ルーキーを使ってきました。

ですが、良かったと思いました。

嶋田選手はココ最近のボランチで守備もでき、元々ボールが持てること、また長短のパスが出せることで、ゲームをコントロールしてくれたと思います。

村田選手はこれまでの途中出場やカップ戦とは違って、広い視点での積極的な守備が光っていたと思います。ここに攻撃力がアップすると、なお良くなるのではないかと思いました。

また、右ウイングバックには石原選手が入りました。試合当初栃木Cのパウロ選手は左でマッチアップでしたが、押さえこんでいたと思います。

本当はこのハマっているタイミングで点が取れれば良かったのですが、パウロ選手が右サイドに移すことで、金沢左サイドの西谷和希選手が守備に対応増え、バランスが悪くなったように見えました。

その部分のケアが出来れば、チームとして、もう少し戦えたのではないかと思います。

これから

8敗目となり、勝点変わらず18で順位は13位となりました。

自動昇格圏2位は栃木シティで勝点34と、その差16です。

まだ折り返しでないにしても、ここまで離されると難しいと思いました。

J2昇格プレーオフに入る6位はギラヴァンツ北九州で勝点27と、その差9です。

今のところ、ここを目指すにしてもチーム状態を考えると、期待が持てる差ではないような気がします。

一方で、考えたくはないですが、降格圏の19位はアスルクラロ沼津で勝点14と、その差4です。

むしろこちらが迫ってきていることが気になりました。

何度も書いているいるけど、まずはチーム立て直し、早々に1勝を挙げてもらいたいです。

そこから状況も変わってくるのではないのでしょうか。

(おまけ)ドローンショー

昨年に引き続きトローンショーが開催されました。

今年は昨年の300機から500機と増えたようです。

雨・風も出てきて開催が危ぶまれたのですが、無事開催出来て良かったです。

小さい子ども多くいたので、せめてこの時間だけは勝敗を気にせず観れていればいいのですが。

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