ツエーゲン金沢vs福島ユナイテッドFC 勢いある連勝【J3・第19節】

kekka

見事、2-1の勝利で今シーズン初の連勝を飾る!

内容ともに良い勝ち試合

終始金沢がペースを握る展開。

DAZNのスタッツでも、ボール支配率61%・シュート数12本とともに福島を上回り圧倒していた。

辻田監督が就任してから一番の試合だったのではないでしょうか。

観ているサポーターからも、選手が勝つという気持ちがヒシヒシと伝わってきて、それが応援の大きな声量に繋がっているように感じました。

最後に1失点したことが悔いの残ることですが、そこに関しては誰も満足しておらず、今後の課題として修正してくれることを期待します。

取れそうで取れなかった先制点

負け続きの時は、まずは先制点が取れなかった。

この試合も押してはいるものの、シュートも打ってはいるが、中々ゴールを割ることが出来なかった。

そんな中、コーナーキックからGK正面に張っていた加藤選手が難しい角度のボールをヘディングで決めてくれました。

今節は大山選手も出ている中で、右からのコーナーキックは西谷和希選手が左足のインスウィングで蹴って絶妙なボールを入れてくれました。

良いカーブを描いたことで、加藤選手にもマークがついていたのですが、なぜか外れてくれたおかげでちょうど加藤選手にドンピシャでした。

この先制点でほぼゲームをコントロールしていた中で、より有利な展開に持っていくことができたと思います。

欲しかった追加点が取れた

勝ち要因の2点目は追加点。

入る時は入る。

後半開始早々5分に土信田選手が流れの中でヘディングシュートを決めてくれました。

このゴールを演出したのも西谷和希選手。良いクロスを上げてくれました。

後のコメントでも挙げられていましたが、ちょうどその部分を狙っていたようで、考えると前半でも同じような場所へのクロスがあり、加藤選手がシュートしておりました。

これだけピンポイントでクロスを挙げられる精度あるキックを持っていることが技術力の高さがあることです。

また土信田選手もゴールした瞬間はガッツポーズもせずに、冷静な動きだったのですが、わざとかと思ったのが、入ったのが気づいていなかったのですね。

でも、逆にクールに決めたように見えてカッコ良かったです。

守備陣の安定

最後の1失点はあったものの、それまでは良い感じで抑えていたと思います。

ここ△〇〇の3試合、特に畑尾選手が復帰してCB中央に入ってから、かなり守備が安定したと思います。

これまでほどにオフサイドに引っ掛けるようなところはなく、ディフェンスラインは高過ぎずになりましたが、無理なく抑えにいくようになっているかと思います。

またディフェンス陣だけではなく、前線からのプレス強度がより強くなったと思います。

おそらくシャドーで大澤選手・加藤選手を入れることで前線から守備が生きていると思われます。

いずれにせよ、安定した守備からボール奪取し、縦パスや逆サイドへの大きな展開など、相手にとって混乱をさせるような波状攻撃が出来ていることも次の守備に繋がっており、観ていても面白いサッカーに変えてくれました。

最後に

今節終わって前半戦が終了しました。

まだシーズンは半分あり、十分にJ2昇格を狙える位置にいます。

金沢で初のシーズン途中での監督交代や8試合勝利無しと、前半戦で悪いところは全て出したと思います。

辻田監督に代わり、就任5試合で2勝1分2敗のタイになりました。その2勝1分けは直近3試合と、かなり前向きになってきております。

この勢いを持って、後半戦に上位巻き返しをしていってもらいたいです。

本当に楽しみな状態になってきました。

おまけ

勝利後、場内1周する時には辻田監督は本当に嬉しそうで、全体集合写真に遅れるぐらい、ずっと観客席に向かって拍手で返していました。

選手がベンチに下がった後も、再度出てきてくださり、ゴール裏に向かって盛り上げてくれてました。

チーム雰囲気が良いことが伝わります。

観ている側としてもワクワクするようなサッカーをしてくるようになり、本当に今後が楽しみだと感じた瞬間でもありました。

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