J3第8節ツエーゲン金沢×松本山雅FC

3年振りの対決となった松本山雅戦。これまでも北信越ダービーとは言われたぐらい昔から切磋琢磨していた相手。どうなるか想像もつかなったけど、結果的には6-1と大勝となった。

これまでは松本山雅FCに良いイメージを持っていなかったです。

アウェイであるサンプロアルウィンにJ2時代に2回行ったけど、スタジアムの雰囲気に圧倒され、0-4、0-5と大敗してきた。以前のホームの西部緑地でも、アウェイゴール裏は緑色のサポーターに占拠され、どちらがホームか分からない状態が作られていた。

勝手な思い込みで、松本山雅の選手も強そうな気がしまい、正直勝てる相手ではないと思ってしまっていました。

ところが、今節のホーム戦では、びっくりするぐらい雰囲気が良い。チーム状態が上がってきていることもあると思うけど、今年からのゴースタでサポーターの熱量が伝わるぐらい良い感じのため、何か違うのではないか、というワクワクの高揚感からキックオフでした。

それでも先制点は松本山雅FCだった

今節もコイントスからエンドを替えてキックオフに臨む。前ホーム初勝利と同じエンドから。前回は風があって風上を選んだと思っていけど、今節はそれほど影響はなさそうに見えた。ゲン担ぎもあったのでしょうか。

前半5分。立ち上がりから自陣ゴール前でのバタつきがある中、ミドルシュートが決められる。打ったコース、ブロックに入った選手の隙間と、全て良かった。

シュート決まった瞬間は大量占拠された松本山雅側サイドだったので、ゴール裏・メイン・バックと一斉に歓声が挙がる。

この歓声の迫力で圧倒されていたのを思い出しました。

それでも同点ゴールが入れることができた

まずは前半26分にマリソン選手がニアにヘディングでキレイなゴールを叩き出す。シュートしたマリソン選手もうまかったけど、その前に右サイドでパスカットした小島選手からの持ち上がり、素晴らしい判断のクロスも良かった。クロス上げる時は、ファーにいる大谷選手がフリーだったので、そこに上げるかと思いましたが、ピンポイントでマリソン選手でしたね。

これでマリソン選手は初得点。これまでうまくいかなかった分、取り返していって欲しいです。

短時間の逆転・勝ち越しゴール

同点に追いついてから前半だけで4得点。急に松本山雅の守備・集中力が崩れていったのように見えた。同点に追いついた後、押せ押せになったことで、大谷選手の突破が倒されファールとなる。倒した選手ともにイエローカードになったけど、これが大谷選手の心に火をつけたように見えた。

そのフリーキックから、大谷選手の見事な逆転のヘディングシュート。バックヘッド気味だったけど、ピンポインとで上手くキーパーの頭上を抜けた。

ファールされ自分で取ったフリーキックを自ら入れることで、だいぶ気持ちが入ったでしょうね。


その3分後、得点後のキックオフをすぐに奪いショートカウンター。梶浦選手の小刻みなドリブルから左サイドフリーの大谷選手へ優しいパス。いかにも狙ってくださいと言わんばかりのボールを大谷選手がキーパー脇に、こちらも上手くダイレクトシュート!これで2点差となる3-1。ほとんどが梶浦選手の得点言ってもおかしくないぐらいだけど、今日は大谷選手の日だった。

この3分で松本山雅の何かが切れたように見えた。

その後もダメ押し点が続けて入る

前半38分にもコーナーキックからの立て直しからの梶浦選手からのクロスが、ゴール前の集団をボールが抜けて入り、ちょうど良い位置にいた井上選手の右足に合わせやすいバウンドでシュートしゴール!

井上選手は昨年幻の入ったけど、取り消されたゴールがあったので、念願の初ゴールでしたね。

後半に入っても勢い止まらず

後半から松本山雅は、選手3人を交代して3バックから4バックに変更し、攻勢に出る予定だった。

しかし、ツエーゲンの勢いとまらず、後半12分、キーパーのクリアミスと守備のバタつきから大山選手がペナルティエリア付近でボールを拾い、その持ち込み、右45度からタメを作ってスライディングを交わしてシュート!

グランダーがうまいこと相手選手に当たり、そのままゴールに吸い込まれる。

これで大山選手もツエーゲンに来て初得点!

しかし、敢えてタメを作りシュートを打つところが、経験豊富なベテランのいぶし銀的なところを感じた。よく大宮から来てくれました。

最後の6点目も持ち味が出ていた

最後6点目は櫻井選手のJ初ゴール。

後半42分に松本山雅の右サイドの最終ラインからのパスカット。パスカットというより、全然パスが合っておらず、パスの出どころにツエーゲンの選手が待ち構えていたといった感じ。

そこからショートカウンターで、今シーズン、スピード持ち味で調子が上がっている櫻井選手。途中出場なので元気が有り余っているので、パスを貰ったら、そのままゴール前まで切り込むことが出来る。

疲れている中で、大変有り難いもので、ペナルティエリアに入ってからのキックフェイントからの持ち直しでのゴール上部に叩き上げるシュートでゴール!

これも持ち味を生かしたゴールでした。

井上選手と櫻井選手は同期で2年目。昨年よく入って我慢しながらトレーニング積んでくれました。

やっぱり努力は報われるものですね。

まさかの大量6ゴールの大勝!!

今節の入場者数は、5,622人。J3の中では割と入っている方だと思う。それも松本山雅サポーターが沢山入ってくれたおかげです。本当に感謝です。

その中で大量ゴールで大勝出来るのは、選手が伊藤監督の戦術に馴染んできたこともありますが、サッカー専用のゴースタでのサポーターの後押しが近いことで力になっていると思う!!

せっかくMROで放送もされていたので、これから暖かくなので、たくさんの方にスタジアムに足を運んでもらいたいものです。

最後におまけ

松本山雅は、逆に少し心配になりました。以前ほどの迫力が感じられず、パスの精度も緩く、攻撃も単調に感じられました。

今まで北信越仲間で切磋琢磨してきたので、今後の立て直しを期待したいです。


次は、2024/04/10(水)。第9節福島ユナイテッドFCのホームに乗り込むアウェイ戦。今まで対戦はあるのかな、まったく分かりません。3連戦の中日となりますが、初戦をホームで勝てたことは大きいし、連勝を狙って欲しいです!!

次も応援しましょう!!

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