J2にいた時は、自動的にトーナメントの3回戦!?に組み込まれるので、県予選というものは全然考えていませんでした。J3になるとアマチュアサッカー界から上がってきた一番強いチームの門番になるので、大学生等のアマチュアチームには厳しい戦いになると思われます。
そんな中、石川県では決勝に上がったのは、金沢星稜大学。金沢ゴーゴーカレースタジアムでの戦いになります。
いつものリーグ戦とは違い、同郷のチームとの対戦になるため、何となく和らいだ雰囲気になるかと思ったのですが、意外とバチバチなものでした。
自分なりの見どころを考えた時に、ツエーゲン金沢側から考えると、金沢星稜大学は格下になるといっても、全国から集まってきている大学生なので、それなりのパワーはあると思う。さらにフォーメーションや、どんなサッカーをするか分からないので、J3に降りてきた時の最初の試合のようなドキドキ感があるのではないかと思いました。
一方、金沢星稜大学側から考えると、ジャイアントキリングで倒してやろうと虎視眈々に勝ちを狙い、ダメもとの勢いでくるのではないかと、さらに相手のツエーゲン金沢はリーグ戦の映像を観れるので、分析も出来るし、一発あわよくばひっくり返すこともあるのでは、と。
先発はターンオーバー
先週、鳥取戦で出場メンバーから大幅に変わり、これまでとは違う布陣。ルヴァンカップの時と同じ控え組中心メンバーでした。
これまで中々見れていないメンバーの頑張りを楽しみに、さらにこれから夏場に向かうにあたり、現先発メンバーを脅かす存在が出てくれば、層も厚くなるので、経験を増やすことは大変良いです。
やはり入りは難しい
そんな感じでメンバーも変わり、金沢星稜大学も全然からどんどんプレスを掛けてくることで、立ち上がりは金沢星稜大学が押していたようにみえる。
観客も後押しです。
入場者数は1,500人程度でしたが、1/3は金沢星稜大学側の応援の方がいたのではないでしょうか。
特に、金沢星稜大学のディフェンスラインを大変高く上げることは素晴らしかったです。この試合、ツエーゲンのオフサイドは何本あったか分からないぐらい、リーグ戦は見ないぐらいのオフサイドの数がありました。
勇気を持った高いラインのディフェンスは統率が取れてよかったです。
しかし、このプレス・上下動の動きが90分持つのかと、とも思いました。
そんな中、ツエーゲン金沢は、何度かのサイドの崩しからのセンタリング。右から上がったボールをファーで待ち構えていた高塩選手がシュート。跳ね返ってきたボールを再度振り抜き、ゴールネットに突き刺すようなシュートで1点を先制。
前半はこの1点で、0-1での折り返しになりました。
雨で濡れたピッチと、不慣れな対戦相手で、球際の競り合いに戸惑っているような感じに見えました。反面、金沢星稜大学はガムシャラに挑んでいたかと思います。
後半/試合は90分で1試合
後半開始からはメンバー交代もなく、前半と同じ停滞したような試合。
そんな中、2点目がツエーゲン金沢に入る。
大きくサイドチェンジしてから、サイド持ち込みセンタリング、フリーでいたバイアーノが流し込みました。やっと、昨年加入してから公式戦での初ゴール!
これから、長いシーズンで戦力になるように頑張っていってもらいたいです。
0-2になってからでも、金沢星稜大学は諦めません。ロングスローから、ゴール前にうまくバウンドして、シュートしたボールがキーパーも超えて、、という感じで1点返されました。
これで1-2。流れ的には、あまりよくないです。
この辺りから、何となく統率の取れていた金沢星稜大学のディフェンスが少しずつ乱れだしたような気がしました。さすがにプレス・高いラインを続けるのも体力的にも・精神的にも疲れが出始めたような気がしました。
ツエーゲン金沢に3点目が入り、終了間際に3点を立て続けて決めて、1-6で試合終了。
金沢星稜大学は、最後はプロを前に力尽きた感じでしたが、臆せず果敢に挑む姿は、本当に立派なものでした。
挨拶・表彰式
大学生は試合に必ず相手方にも挨拶をしているのでしょう。試合終了後には双方の応援席に挨拶をしている姿は、清々しいものでした。
最後に
これでは天皇杯は石川県代表として本選に出場します。相手は、兵庫県代表の甲南大学。また大学生です。場所は金沢ゴーゴーカレースタジアムなので、また近くで観ることが出来ます。次は遠慮せず一生懸命応援をしましょう。
翌週は、アウェイの長野戦。長野県は信州ダービーとなった松本山雅と延長・PK戦の結果、長野パルセイロが勝利してきています。J3リーグ戦では上位陣との対決になるため、アウェイでも勝ち点3をゲットして帰ってきてもらいたいです。
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